定期健診
予防意識の高まり
「歯医者さんに行く理由=歯が痛くなってから」という方がほとんどでしたが、近年では、予防意識の高まりにより、不具合がなくても歯医者さんを受診したいという方が増えています。
- 歯磨きのチェック&歯磨きの仕方指導
- 歯のクリーニング
- フッ素の塗布
などを行います。
費用対効果は?
ハリウッド映画を見ていると、女優さんが「私、歯医者に行ってくるわ」なんてシーンをよく見ますが、欧米では既に予防のための通院が定着しています。予防が目的での受診率と歯の残存歯数(年齢を重ねて自分の歯が何本残っているのかという数)の関連が以下の通りです。
歯を失うと、仕事や食事など生活で困ることが沢山あります。日本予防医学協会の調査によると、日本人は歯1本=35万円という認識だったそうです。数か月に1度、予防歯科を受診(費用は約3,000~5,000円)することで得られる価値は大きなものです。
定期健診とは
定期健診では、口腔内診察、レントゲン撮影、歯周病検査を行います。
- 歯垢や歯石が付着していないか
- 虫歯ができていないか
- 歯周病に罹患していないか、進行していないか
- 加齢により咬み合わせが変化していないか
- 補綴物(クラウン、インレー、入れ歯、ブリッジ)は問題ないか
- 口腔がんはないか
などを確認し、予防歯科のプログラムを行います。
定期健診の頻度はどのくらいか?
体全体の健康診断や人間ドックは1年に1回が目安ですが、歯科の定期健診は6か月~1年に一度が目安です。
年齢や歯科の既往歴(治療歴)によって個人差があります。
20~30代 | 6か月~1年 |
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40~50代 | 3か月~6か月 |
60代以上 | 1か月~3か月 |
が目安です。1年以上歯科を受診していない方は早めに歯科を受診するようにしてください。