現在、他の医院にて歯科治療中だけど、痛みが取れないという方へ

痛みをとるにはまず、原因歯と原因の特定、病変の進行状態の把握、すなわち検査が大切です。

問診、視診、触診、電気歯髄診断、エックス線写真検査、歯周ポケットの検査などをとおして得られた情報を元に的確に診断をし、適切な治療を選択しながら、痛みを軽減させていきます。

当然のことながら、痛みの原因は虫歯の進行による歯髄腔の感染のみとは限らず、歯周病、歯冠の亀裂や破折、歯根破折、穿孔などいくつかの原因があります。したがって虫歯による歯髄腔と他の疾患との鑑別診断が大切です。

当歯科クリニックでは根管治療を丁寧に確実に行っていくために正確な根管の長さを教えてくれる電気根管長測定器、大きな湾曲根管を短時間に拡大できるNi-Tiファイル、根管内を三次元的に拡大あるいは洗浄できる超音波拡大洗浄装置、根管の微細構造をも三次元的に明らかにする歯科用CTなどの必要不可欠な機器を使用します。

痛みがなかなか取れないという方の多くが、原因療法を行っていないことがほとんどです。

治療には、対症(対処)療法と原因療法があります。対症(対処)療法では一時的に痛みなどの症状を軽減するために行う方法です。一方、原因療法は、しっかりとした検査(CT画像撮影など)を行い、痛みの原因を特定し、除去することで根本的な解決を目指す方法です。

1.痛みの原因

1-1 虫歯の進行による歯髄腔炎の感染

(清掃が行き届いていない・残髄しているなど)

ケース1

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ケース2

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1-2 充填・根管充填剤の密封が不十分

ケース3

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ケース4

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ケース5

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ケース6

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1-3 歯牙破折、根尖病変

ケース7

撮影を行うと外部吸収、歯牙破折が疑われる(以下の写真)

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レントゲン撮影(写真)では、確定的な痛みの原因であると診断(特定)できないため、CT撮影を行う(以下の写真)CT撮影により、歯牙破折、外部吸収、根尖病変が発見することができたケース

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1-4 MB2根管の見逃し

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MB2根管とは、隠れた4本目の根管と呼ばれています。通常は3本の根管しかありませんが、例外的に、上顎の奥歯での出現率 約40~70%、下顎の奥歯での出現率 約10~30%で、お持ちの方がいます。MB2根管の存在を見逃して治療をしても、痛みの原因をすべて除去することができませんので痛みは治まりません。

MB2根管は、レントゲン撮影で発見することが難しく、CT撮影を行うことが治療を成功に導く大きな要因となります。

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2.具体的な治療方とは?

これらの原因を除去するには、次に紹介する先進機器&器具による治療が必要です。これらは、すべての歯科医院にて導入されている訳ではありませんので注意が必要です。

2-1 ニッケルチタンファイル&エンドモーター(特殊細菌除去器具)

歯の根に残る原因(細菌)を除去するための最新機器です。歯の内部は複雑な形をしています。ニッケルチタンという特殊な材質による細菌除去器具ですので、複雑な形でも、極小の部位にも到達することができます。

2-2 ジロソニック(根管拡大洗浄器具)

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歯の内部を無菌状態にするために、歯の根を洗浄する必要があります。本装置を使用することで機械的な洗浄に加え、振動を利用した洗浄も可能となります。側枝と呼ばれる、歯の根から広がる微小なヒビの中まで洗浄し、痛みの原因を取り除きます。

2-3 密封根管充填

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精密密封材を用いた方法です。一度、細菌に侵された歯は弱っており、再度同じ細菌に侵されやすくなります。原因を除去した後は、再び細菌が侵入してこないように処置(密封)することで、痛みが再発しないようにします。

当院では、これらの処置について健康保険を利用することができます。

One Point!

再発防止のためファイバーコアという選択

ファイバーコアとは、クラウン(差し歯)の土台にガラス繊維強化樹脂を入れる方法です。原因療法後の仕上げとしてファイバーコアを入れることで痛みが再発する可能性を更に低くすることができます。

一度治療をした歯は弱っていて割れやすいという点がありますが、ファイバーコアは、変形特性があり、歯の形に馴染みます。結果、歯が割れる可能性が低くなる。

こちらは、健康保険が適応とならない治療になりますが、将来、歯を抜きたくない!入れ歯は嫌だ!自分の歯を長く保存したい!という方にはお勧めの治療です。

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